特定機能病院の9名のMSWのインタビューデータをM-GTAを用いて分析した結果、高度救命救急センターに搬送される高エネルギー外傷の患者・家族へのMSWの支援初期の段階では、通常のソーシャルワークのプロセスとも危機介入のプロセスとも異なり、患者家族の状況に応じて支援展開のプロセスを変化させていくことが確認され、類似の状況にある患者家族への応用可能性が示唆された。