本発表につながる一連の研究では、市民力を育むための大学での学びについて、高校までで学んできた知識の定着の確認からスタートさせ、アクティブラーニングで頻繁に取り入れられるグループワーク(討論)のあり方に関して検討を進めてきた。本発表では、高校までの社会科で必ず取り上げられる大気汚染問題をキーワードに据え、その克服を足掛かりに環境先進地域へと変貌を遂げた北九州市の事例研究を中心としたe-ラーニングコンテンツの作成と、それを用いた受講生の学びの深まりや課題について検討した結果について報告した。