高知県のいざなぎ流に伝わる「呪詛の祭文」とその儀礼をめぐって、これが平安時代以来の「すその祓」や、中世、近世の民間祈祷師、あるいは土御門家などに伝わる「呪詛の祭文」とどのような繋がりをもち、また他とは違う特質をもつかを明らかにした。