院政期におけるアマテラスの在り方を、宮中内侍所から考察した。問題としたのは、内侍所の御神楽の儀礼であるが、その式次第を記録した大江匡房『江家次第』に焦点をあて、言説化された神楽と、それが生成する現場について論じた。