教科「奉仕」を受講した生徒が、どのような方法やフィールドによって、学びが助長されるのかを東京都立高校3校の受講生に対するアンケート調査結果から検討した。その結果、事前学習の理解と事後学習のふりかえりの深浅には、有意な関係がみられた。また、事後学習の形態とふりかえりの深浅との間にも、有意な関係があることが看取された。活動先の活動分野との関連では、社会福祉に関する活動で、学びが深まる様子もみられた。こうした生徒の学びの「実感」からは、構成主義的な教育手法や、体験活動を通した当事者性の気づきへの誘いが相対的に明