この小論の目的は、非営利組織が教育機関との教育を介した連携をどのように見ているのかについて、大学と連携している非営利組織に対するアンケート結果から、特にマイノリティへの受講生の理解に対する評価に着目してまとめることにある。龍谷大学国際社会文化研究所「ボランティア研究会」において行った「大学とNPO/NGOとの連携に関する調査」を分析した結果、大学側がある程度関与した正課教育プログラムの中で、非営利組織側が主体的に事前学習から事後学習まで関与し評価権を持っていることが、比較的小規模の非営利組織の使命・人的