論文

基本情報

氏名 有田 和臣
氏名(カナ) アリタ カズオミ
氏名(英語) ARITA kazuomi

タイトル

小林秀雄「様々なる意匠」の中心素材 : シュタイナー、西田幾多郎の「純粋経験」と生命哲学思潮

著者

有田和臣

単著・共著の別

単著

誌名

京都語文

出版社

佛教大学国語国文学会

全巻

 

総ページ数

314ページ

 

第28号

開始ページ

215ページ

終了ページ

235ページ

出版年月

2020/11

査読の有無

無し

招待の有無

無し

記述言語

日本語

掲載区分

国内

掲載種別

研究論文(学術雑誌)

ISSN

1342-4254

ID:DOI

KG002800010766

ID:NAID(CiNiiのID)

9000002526589

ID:PMID

 

概要

ルドルフ・シュタイナー『ゲーテ的世界観の認識論要綱』の核心部分をほぼ祖述した西田幾多郎『善の研究』、シュタイナー『ニーチェ――同時代との闘争者』によるニーチェ思想解釈の核心部分をほぼ祖述した和辻哲郎『ニイチェ研究』、以上4著作からの決定的な影響のもとに、小林秀雄の批評思想の核心部分が形成された事実を例証した。とりわけ『ゲーテ的世界観の認識論要綱』からの影響は「様々なる意匠」の中核をなす「宿命」概念の形成に中心的な役割を果たしている。西田、和辻の著作にもシュタイナー思想を応用発展させた独創的部分があり、その部分からの影響も確認できる。これらによって小林の目指したところが、近代的客観主義に立つ主格二元論的実在認識の限界を乗り超え、主客一体の統一性を持つ実在認識を目指そうとした、西欧生命哲学思潮の方向と一致することが判明する。

JGlobalID

 

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