人間関係において性別による同類指向がみられるとき、集団の男女比率とネットワーク密度とがどう関連するかを考察した。ある調査データにおいて、男女比率と密度とは2次関数状の関連を示した。こうした関連性は、性別による同類指向があり、他の条件が一定ならば、密度の定義上必然的に生じることが数学的に示された。さらに、以上の知見の、社会集団論に対するインプリケーションが示された。