シンポジウムでは、(1)戦後の日本社会のなかで日雇労働市場としての釜ケ崎がどのような役割を果たしてきたのか、(2)釜ケ崎及び日雇労働者に対する生活保護行政の変化について、(3)従来の「寄せ場」対策からホームレス対策への変化について、(4)生活保護受給後における課題について報告を行った。特に釜ケ崎の現状や歴史の考察をもとに、①今後の就労支援(自立支援)のあり方、②「居場所」の必要性について、③地域再生のための雇用創出について問題提起を行った。