2002年8月「ホームレス自立支援法」が施行されたが、法律の中で最重要課題と位置づけられている野宿生活者への「安定した雇用の場の確保」は現在の政策で果たして可能なのであろうか?本論では「安定した雇用の場の確保」のための課題として、生活保護の生業扶助の活用や職業訓練のあり方、「公的雇用」の導入、そして福祉政策と労働政策の連携などについて検討と問題提起を行った。