前作[渋江保訳『支那人気質』與魯迅(上)―魯迅與日本書之―]に引き続き、「小引」のほか、「渋江保曰く」、「漢文注釈」、「ヘーゲルの支那に関する意見」を取り上げ、スミスの原作になかった、日本語訳としての要素を分析し、渋江保訳の特徴を固め、これらの「非原作要素」は読者魯迅に与えたものについて論じた。