シリーズの『東アジア仏教史』の中で、浄土教における民衆性・通俗性を鳥瞰した。中でもとくに、唐代に活躍した善導と法照の浄土教礼讃儀礼を通して、その作品である礼讃偈の韻律に焦点をあてて、当時の民衆とのかかわりについて述べた。