隋の大業2年(606)に洛陽城が建設されるにともない、仏典漢訳の拠点も長安の大興善寺にかわってこの翻経館に移された。本発表では、この翻経館が設置された場所、そこで活動していた翻経館学士とは誰か。また彼らが翻訳した仏典は何か。さらには翻経館の終焉とその要因について釈彦琮の活動とともに解明した。