キーワード:彦琮、漢訳、上林園、翻経館 隋の彦琮(557-610)の活動拠点であった洛陽上林園翻経館について、彦琮の事績とともに設置された場所、活動していた翻経館学士、翻訳された仏典、さらには翻経館の終焉とその要因について解明した。とくに林邑国からもたらされた564篋1,350部もの仏典が翻経館に移送されており、その漢訳事業の実態について明らかにした。