キーワード:善導、『観念法門』、『法事讃』、敦煌写本 日本に現存する五部九巻のテキストに異読は少ないが、中国伝存の写本は事情が異なる。以前『往生礼讃偈』における日中のテキストの相違を発表したので、本論文では敦煌写本の『観念法門』と『法事讃』を、現行流布本と比較してその価値を明らかにした。