キーワード:善導、『法事讃』、讃偈、律動 善導の『法事讃』における文学的評価、すなわち讃偈を詩として捉えられるか否かを検証することを目的とする。とくに韻文の生命線ともいえる律動(規則的・周期的に繰り返される音楽的なリズムであり、ここでは音数律、声律、韻律の三要素をさす)に焦点をあててその文学的要素を解明した。