賢治の昭和初期の思想、及び賢治の農民活動団体である「羅須地人協会」の性格について、これまでマルクス主義的であるかないかの議論がなされ、明白ではなかったが、この問題について、当時の農民運動労働運動をふまえた上で、解明した。