キーワード:プラグマティズム、歴史的事実 晩期の河村望は歴史研究とプラグマティズムの研究を独創的な観点から自らの社会学に取り入れてた。河村は「歴史的事実」の一律的定義を述べていないため、読者は河村の意図を理解しがたいことがあるだろう。河村はプラグマティズムの発想を取り入れ、歴史学の定義とは異なる社会学もしくは社会心理学の「歴史的事実」を提示していると言えるだろう。