現代青年の集団主義的態度の特徴を日本、韓国、中国で比較する。3ヶ国青年の意識調査を基にして,人間関係に権威主義的態度と互恵的態度が含意される程度を測定した。日韓中の青年には、権威主義的態度から互恵的態度への変化がみられ,集団主義の弊害を克服する傾向にある。ただし,韓国の青年は相対的に権威主義的態度が強く,日本と中国の青年は、権威主義的態度は少ないものの、集団主義的態度を保持している。