キーワード:日記、社会的世界、他者の態度取得、エートス 日記を主なデータとし、また補足資料として郷土史等を参照して、書き手からみた社会的世界を追構成した。A.シュッツとG.H.ミードの理論を応用して社会的世界の領域別の特徴と、他者との相互行為のパターンを分析した。また、大正期の地方都市金沢に生きた職人が抱く「一般化された他者」の態度の問題点を指摘した。