子どもたちの間における「いじめ」が社会問題となっている。これまでにも、研究代表者である原を中心としたいじめ問題研究グループは、継続的に京都府下および京都市内の小・中・高等学校において「いじめ」や「ネットいじめ」に関する調査を実施し、いじめの被害者と加害者との間には「一定の人間関係」があり、その仲間集団のなかにおいて発生している(r=0.287、1%水準有意)ことを明らかにしてきた。 本研究では、以上の知見を基盤とし、 ①これまでの調査研究で行ったようなランダムサンプリングではなく、京都府および京都市教育委