本研究はこれまでのネットいじめの調査結果から、「学力」や「家庭環境」との関係について分析を進めたものである。結果として、ネットいじめの被害者は一見学力の低い子どもにおこっている現象に見えるが、「学力移動」の視点からみると、学力が「上昇」もしくは「下降」した子どもが被害に遭いやすく、家庭環境がやや低い子どもに被害が多いことが明らかとなった。(佛教大学非常勤山崎瞳との共同研究)