本稿は、失業問題に限定して、1909年王立救貧法委員会の多数派と少数派報告を比較し、その結果、通説で指摘されているように、類似点があることには同意しながらも、「原則」的にはきわめて異なる方法によって、両報告が構想されたことを明らかにした。