本書では、従来の市町村史の民俗編の編纂方針とは若干異なり、伝統的な民俗文化の記述と同時に都市化に伴って変貌する民俗や近年新しく生成しつつある民俗事象にも目を向け、現在の新しい市町村史の民俗編のあり方を模索するという特色を有している。八木は井カ田良治とともに全体の編集を担当すると同時に、本書の約3分の1の執筆を担当する。著者は八木以外に村上忠喜・和田光生・磯永和貴・東条寛の計4名。 共編著