日吉ダム建設にともなって、ダム湖の底に沈む運命にあった、日吉町天若地区と中地区の計7村における民俗誌的記述を試み、さらに神社祭祀、村入り、株組織、村組、講集団をテーマとした、いわゆる村落組織に関する構造的分析を行い、当該地域の村落構造の特質を提示する。