本書は、従来簡略な記述がなされるきらいのあった漢以降二千年におよぶ中国思想の歴史を、人物に光をあてて思想的特徴を述べるとともに、時代にはたした役割を鳥瞰したもの。その際、儒学のみならず、老荘・道教・仏教なども含めて、多方面から中国思想がとらえられていることが特徴。編者は、橋本高勝。執筆者24名。総302頁。