論文

基本情報

氏名 鵜飼 光昌
氏名(カナ) ウカイ ミツアキ
氏名(英語) UKAI Mitsuaki

タイトル

宗炳「明仏論」の神について

著者

 

単著・共著の別

単著

誌名

福原隆善先生古稀記念論集『佛法僧論集』第一巻(山喜房佛書林)

出版社

 

全巻

 

総ページ数

 

 

 

開始ページ

185

終了ページ

204

出版年月

2013/02

査読の有無

 

招待の有無

 

記述言語

日本語

掲載区分

 

掲載種別

研究論文(その他学術会議資料等)

ISSN

 

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概要

東晋から劉宋にかけての人、宗炳の「明仏論」には、仏教の説く三世報応を実証するために、人間の精神の根源である「神」の不滅が説かれる。宗炳の神は、基本的に宗炳の師・慧遠の説を受ける。  宗炳は、一方で仏教の空をさとることによって心のはたらきを止め、刹那滅の識が尽きたのちに残るものが神だとし、また一方では神を中国的な気と同一視する。おそらく仏教の空をさとることによって気の性質が変化し、輪廻転生を繰り返しつつ神が純粋化されると、最終的に涅槃に等しいものになりうるというのが宗炳の最終的な主張であるかのごとくである

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