まず、人が自らの経験から学ぶ過程について、コルブのサイクルモデル等を参照しつつ振り返ることの重要性を説明した。また、実践活動における学びが状況に埋め込まれており、教室学習における一般的な学びと異は質である点に言及した。次に、実践活動として野外でのキャンプ、芸道の稽古を取り上げ、それぞれに特有な学習者と他者との人間関係のうちに学習が進行する点に考察を加えた。前者では、仲間との協同性・感動の共有、チューターによるスキャファールディング、後者では師匠と弟子の間で生じる型の学びを解説した。(橋本担当:p40-p53)