学習を長期的持続的な課題達成行動として捉え、概して意欲には達成することの価値及びどのくらい達成できるかという期待が影響することを説明した。そして、現実経験場面から離れた教室授業での学習内容の価値は、情報の適切な文脈化による支援に左右されることを指摘した。また、学習の自己制御力を育成する期待形成の観点から、教室授業場面の特質として空間と道具・身体の配置、時間の枠組み、談話の形成をとりあげて分析した。