「日本発達心理学会第21回総会発表論文集」pp.462 概要:単純・複雑2種類の絵の左右むきカード配列を記銘し離れた場所で構成する状況を設定し、幼稚園児と小学4年生の記憶活動と構成結果の自己評定について分析し た。記憶状態をモニタリングしつつ記銘調整する能力の年齢差、および結果の自己評定基準の変化が見出された。ただし、構成配列全体をチェックする行動は4年生でもモデルとの間を行き来できる条件でのみ健著に見られ、記憶中に何らかの必要性を認識しないと自発的に行われないと考えられた。