1990年代以降の国民生活と社会保障の特徴から、今日における社会福祉実践の課題を明らかにした。国民の貧困と社会的孤立の問題が拡大している。社会保障においては、低所得階層対策の不在や生活問題に対する責任を負う主体がますますあいまいになるなかで、それらに歯止めをかけることができていない実態がある。これらの実態から社会福祉実践の課題を明らかにした。