論文

基本情報

氏名 髙木 健志
氏名(カナ) タカキ タケシ
氏名(英語) TAKAKI Takeshi

タイトル

長期入院精神障害者の「退院の意思決定」を支える退院援助実践に関する研究 : 精神科病院に勤務する17人の精神科ソーシャルワーカーへのインタビュー調査を通して

著者

髙木 健志

単著・共著の別

単著

誌名

山口県立大学学術情報

出版社

山口県立大学

全巻

 

総ページ数

 

 

1

開始ページ

147

終了ページ

153

出版年月

2017/02

査読の有無

無し

招待の有無

 

記述言語

日本語

掲載区分

 

掲載種別

研究論文(大学,研究機関紀要)

ISSN

 

ID:DOI

 

ID:NAID(CiNiiのID)

 

ID:PMID

 

URL

概要

本研究は、精神科病院に勤務する精神科ソーシャルワーカーによるクライエントの「退院の意思決定」を支える退院援助実践プロセスを明らかにすることを目的とし、17名の退院援助の実践経験がある精神科ソーシャルワーカーから得られたデータを修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA)を用いて分析した。分析の結果、精神科ソーシャルワーカーがクライエントの退院への意欲を引き出しクライエント自身による退院の意思決定を支えるプロセスは<クライエントが本来持つ力を退院援助の起点に据える>と<クライエントの人生全体を見通す視点をもって援助にかかわる>こととを援助観の基盤とするが、クライエントの退院援助はスムーズにはこぶわけではなく<足踏みする退院援助>という状況に立たされる。しかし基盤となる援助観に立ち返り<一人ひとりとひらかれた関係をつくる>。その往復が<成功体験を積み重ね自信と安心につなげる>ことにつながり、クライエントを<自信を持って退院の決心がつくように後押しする>プロセスであることが示唆された。

JGlobalID

 

arXiv ID

 

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