てんかんを題材として、医療ソーシャルワーカーが質的研究を行う意義と方法について検討した。特に修正版グラウンデッドセオリーアプローチ(M-GTA)の手法を用いる意義と限界について整理した。M-GTAでは、プロセス性のある研究課題に適しており、切片化しないため、質的データを大きなまとまりとして、深い分析ができること、一方で得られた結果の応用的検証までが必要であるという課題が明らかになった。