DSM-5の定義にある感覚処理障がいの問題をもつ児童は社会生活上の課題も抱えている。児童発達支援事業所職員のインタビューをM-GTAを用いて分析した。指導のプロセスでは、自ら【近似の感覚体験の語りのフェーズ】から、【思いと行動の変容のフェーズ】へ、【複数感覚で捉えるフェーズ】へと移行し、【児童の社会性を育む支援フェーズ】につながっていくことがあきらかになった。