Rappaport,C.(1996):To Make Treatment Effective,The University Pressの学位論文を元に、医療ソーシャルワーカー(MSW)の草分けであるキャノンが活躍した20世紀前半の医療ソーシャルワークについて考察した。当時のMSWの実践では、病院内ケースワークにとどまらず、社会正義や人権、個別性の尊重というソーシャルな点を核とした地域へアウトリーチするアプローチであった。