北米の多文化間カウンセリングで重要な役割を担っているコレクティブ・アイデンティティ発達理論を紹介した。そして、Helms & Cook(1999)のモデルを活用しながら、マーフィ重松(2004)の面接の記述を通して、集団内の差異のとらえ方と、文化的マイノリティと文化的マジョリティの間で展開される相互作用の理解の仕方を示した。