欧米を中心に展開してきた認知行動療法を日本の子どもや若者に行う際、①日本の文化と欧米の文化の違いを考慮すること、②発達段階ごとの社会・文化的文脈を考慮しながら、クライエントの発達状況に合わせた関わりを行うこと、③ステレオタイプに陥らない的確なアセスメントとケース・フォーミュレーションを行うことが重要だと議論した。