江戸末期1865年成立の『懐風藻箋註』を翻刻し、書誌、伝来、本文の性格、注釈内容の特徴と意義、江戸期における日本古代漢詩文の受容状況などに関する研究成果とあわせて刊行した。これまで参看が困難であった「箋註』の内容を初めて公開すると同時に、その成立の背景を論じた。科研費研究成果公開促進費(学術図書)の交付を受けた。