論文

基本情報

氏名 土佐 朋子
氏名(カナ) トサ トモコ
氏名(英語) TOSA Tomoko

タイトル

紀古麻呂「望雪詩」の論―理想の天子論―

著者

土佐 朋子

単著・共著の別

単著

誌名

『国語国文』

出版社

京都大学

全巻

 

総ページ数

 

86

9

開始ページ

34

終了ページ

49

出版年月

2017/09

査読の有無

有り

招待の有無

無し

記述言語

日本語

掲載区分

 

掲載種別

研究論文(学術雑誌)

ISSN

 

ID:DOI

 

ID:NAID(CiNiiのID)

 

ID:PMID

 

URL

概要

古代中国の詠雪の詩賦では、雪が玉、柳絮や蝶などに譬えられ、雪の美的世界への沈溺が抽出される。しかし、紀古麻呂「望雪詩」では、無為の統治を目指す天皇が登場し、雪が出現させる美的世界は、錯覚がもたらす幻影であり、そのようなものに惑溺するのではなく、雪の中でも枯れることのない不変の志を抱く賢臣をもとめるのが、天子のあるべき姿だと主張される。漢詩創作は述志だとする古代中国の考え方に学んだ古麻呂は、詠物詩に対する反措定として本詩を創作したとみられる。

JGlobalID

 

arXiv ID

 

ORCIDのPut Code

 

DBLP ID

 

OpenDepoのWekoID