『真香雑記』の他、平田家門人帳『誓詞帳』『門人姓名録』、『大江御家 神別皇別』に基づいて、「今井舎人」が鈴木真年の若い時期に使用された号であり、平田篤胤の没後門人であったことを証明した。系譜学者というレッテルをはがし、脱領域的な知的活動を行った考証家としての真年のありようを明らかにした。