一地方町の要支援・要介護の認定に至っていない全自立高齢者3,243人を対象に,生活機能検査の参加の有無と要介護状態発生との関連を2年間追跡した.その結果,自立高齢者の中でも,虚弱高齢者群は,非虚弱高齢者群に比べて要介護状態の発生リスクが高かった.しかも,虚弱高齢者群の多くを占める生活機能検査不参加者の同リスクは参加者よりも高いことを明らかにした.