論文

基本情報

氏名 楊 韜
氏名(カナ) ヨウ トウ
氏名(英語) YANG Tao

タイトル

近代知識人の日常生活と娯楽経験(続):戦後の『王伯祥日記』を例に

著者

楊韜

単著・共著の別

単著

誌名

文学部論集

出版社

 

全巻

 

総ページ数

 

 

107

開始ページ

63

終了ページ

74

出版年月

2023/03

査読の有無

無し

招待の有無

 

記述言語

日本語

掲載区分

国内

掲載種別

研究論文(大学,研究機関紀要)

ISSN

 

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概要

本稿は、拙稿(2022)の続編であり、戦後における情況を補足的に整理・分析・考察したものである。前稿に続き本稿では同じく『王伯祥日記』を扱うが、主に1950~1966年の『王伯祥日記』を対象に、彼の中華人民共和国建国初期から文化大革命が始まるまでのおよそ15年間の日常生活と娯楽行動の実態を考察した。言うまでもなく、戦前と戦後における情況は、変化した国内外の政治的・社会的背景による異同が見られる。戦前から継承されている側面としては、王伯祥の中国伝統芸能に対する変わらぬ関心と情熱がみてとれる。他方、新しい側面も複数に現れた。とりわけ、テレビ放送の開始と定着が彼の娯楽享受の行動範囲とスタイルを大きく変えた。また、彼の娯楽経験において、伝統芸能と現代的なパフォーマンスの要素を融合して新たに作られた所謂「新時代芸能」も加わり、それは娯楽のジャンル或いは内容において大きな比重を占めた。外国の娯楽文芸との接触に関しては、戦前上海でアメリカを中心となる西洋的なものを日頃から接した状況から一変し、ソ連を中心とする「社会主義陣営」の娯楽文芸に最も密接に接触するようになったのである。

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