論文

基本情報

氏名 楊 韜
氏名(カナ) ヨウ トウ
氏名(英語) YANG Tao

タイトル

小型映写機という戦争プロパガンダ装置

著者

楊韜

単著・共著の別

単著

誌名

アジア遊学247 移動するメディアとプロパガンダ 日中戦争から戦後にかけての大衆芸術

出版社

勉誠出版

全巻

 

総ページ数

 

 

 

開始ページ

81

終了ページ

93

出版年月

2020/03

査読の有無

無し

招待の有無

有り

記述言語

日本語

掲載区分

国内

掲載種別

研究論文(学術雑誌)

ISSN

 

ID:DOI

 

ID:NAID(CiNiiのID)

 

ID:PMID

 

URL

概要

日中戦争期において、日本国内及び当時日本の植民地だった満洲・朝鮮・台湾などの各地域で国策映画が宣撫・動員の道具として広く使われた。本稿では、戦時下の映画巡映に深くかかわり/利用された小型映写機そのものを対象とし、「戦争プロパガンダ装置」の一つとして位置付けしている。具体的には、戦時下の移動式メディア・プロパガンダにおける技術的要素という視点を提示したうえ、当時の小型映写機の製造・利用情況を整理し、さらに小型映写機に関する宣伝広告に見られる国策動員の表象を考察した。満州における大規模な巡回映写が展開されるなか、日本光音工業製16ミリトーキー映写機は「文化の武器、宣撫の武器」として、大いにその威力を発揮するようになった。小型映写機は名実とも戦争プロパガンダ装置の一種となったのである。

JGlobalID

 

arXiv ID

 

ORCIDのPut Code

 

DBLP ID

 

OpenDepoのWekoID