論文

基本情報

氏名 濵田 泰彦
氏名(カナ) ハマダ ヤスヒコ
氏名(英語) HAMADA Yasuhiko

タイトル

見物左衛門とその子孫たち―狂言から黄表紙・歌舞伎へ―

著者

浜田泰彦

単著・共著の別

単著

誌名

『京都語文』

出版社

佛教大学国語国文学会

全巻

 

総ページ数

295

 

26

開始ページ

87

終了ページ

104

出版年月

2018/11

査読の有無

無し

招待の有無

無し

記述言語

日本語

掲載区分

国内

掲載種別

研究論文(学術雑誌)

ISSN

1342-4254

ID:DOI

 

ID:NAID(CiNiiのID)

 

ID:PMID

 

URL

概要

近世の旅文芸では、富山道冶『竹斎』に由来する二人行脚の系譜が第一に挙げられる。一方で、狂言作品「見物左衛門」の主人公見物左衛門に由来する一人行脚も江戸時代を通して、命脈が保たれていた。狂言作品「見物左衛門」は田舎住まいの僧侶が京に憧れ、京を見物するのだが、慣れない土地を訪れたために様々な失態を繰り返すストーリーが付随する。
 見物左衛門は黄表紙作品に進出した。松壹舎作『東都見物左衛門(みやこけんぶつざゑもん)』(安永八・一七七九年刊)では息子の見物太郎が江戸の遊里をくまなく周遊する趣向がとられており、陀々羅大尽作・歌川豊国画カ『〈夫京都(それみやこ)/是東都(これもみやこ)〉見物左衛門』(寛政一二・一八〇〇年刊)では、見物左衛門一行が、慣れない江戸で様々な失態を繰り返す。また、並木五瓶作の歌舞伎『洛陽見物左衛門(みやこけんぶつざへもん)』(天明四・一七八四年上演)で、国家転覆をたくらむ荒木左衛門が潜伏時の替え名として見物左衛門を名乗るのはかなり異例である。

JGlobalID

 

arXiv ID

 

ORCIDのPut Code

 

DBLP ID

 

OpenDepoのWekoID