統合失調症を患う親と暮らし、現在成人している人の就学以降の生活や気持ち、 必要とした支援について明らかにすることを目的に、半構造化面接を行った。 語られた内容を質的機能的分析を行い、7つのカテゴリーを得た。 結果から大きく「世話されない生活を子どもがなんとかするしかない難しさ」、 「疾患説明をされず親の症状に巻き込まれる恐怖とトラウマ」、「愛情を感じず 、子ども自身の発達を阻害される生活」が明らかになり、それぞれの支援の必要 性が示唆された。