キーワード:精神障害、統合失調症m家族、研究の展望 統合失調症患者の家族に関する研究の変遷を調査した。 研究は3つに分けられた。(1)家族病因論の研究、(2)家族の感情表出の研究、 (3)ストレス・コーピング・モデルの研究。調査の結果、保健・医療・福祉の 専門職は精神障がい者を介護している家族の経験や負担をより理解する必要が あるということが示唆された。今後、統合失調症患者の家族の回復力や望み、 家族が必要とする社会的支援に関する研究も必要であると考える。