競争的資金等の研究課題

基本情報

氏名 細田 典明
氏名(カナ) ホソダ ノリアキ
氏名(英語) HOSODA Noriaki

タイトル

古代インドにおける出家主義の成立と原始仏教を中心とした在家者との関係に関する研究

提供機関

文部科学省

制度名

科学研究費補助金(基盤研究(B))

研究期間(開始)

1998

研究期間(終了)

2001

代表者

細田 典明

連携研究者

沼田 一郎, 吉水 清孝, 藤井 教公

研究種目

基盤研究(B)

配分額(総額)

5700000

配分額(直接経費)

5700000

配分額(間接経費)

 

研究概要

1.ウパニシャッドにおける出家主義と王族との関連について、特にヤージュニャヴァルキヤとジャナカ王を中心に、研究代表者はブラーフマナ・アーラニヤカ文献も視野に含め、研究成果を纏めた。また、研究分担者により、法典におけるバラモンと王族の規定から出家と在家に関わる問題点と、ヴェーダーンタ哲学を中心にした出家や四生活期に関わる思想的諸問題を纏め、これを研究代表者が整理した。2.原始仏教における出家者について、特に『雑阿含経』道品を、対応するパーリ・ニカーヤはもとより、現存サンスクリット阿含経や律・論蔵を精査し、これを訳注の形で反映させた翻訳を完成した。この道品は三十七菩提分法を中心としながら、後半に四不壊浄など在家者に及ぶ内容も含まれ、部派の中でその扱いの異なることが知られた。さらに、現存サンスクリット阿含経を漢訳『雑阿含経』と比較し、両者が共通の源泉を有していないことを明らかにした。また、研究分担者