競争的資金等の研究課題

基本情報

氏名 細田 典明
氏名(カナ) ホソダ ノリアキ
氏名(英語) HOSODA Noriaki

タイトル

古ウパニシャッドから原始仏教に至る瞑想・禅定の問題に関する研究

提供機関

文部科学省

制度名

科学研究費補助金(基盤研究(C))

研究期間(開始)

2004

研究期間(終了)

2007

代表者

細田 典明

連携研究者

藤井 教公, 吉水 清孝

研究種目

基盤研究(C)

配分額(総額)

3840000

配分額(直接経費)

3600000

配分額(間接経費)

240000

研究概要

インド哲学・仏教思想においてヨーガ・禅定の修習は重要な修行法であるが、その起源は必ずしも明確になっているとはいえない。本研究では最も成立の古い『ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド』第1・2章を解読し、その内容が、古ウパニシャッドにおける内観によるアートマンの認識を瞑想の問題として捉え得るものであり、他のウパニシャッドにも影響していることを明らかにし、研究発表を行った。仏教において四禅・四無色定と八解脱・八勝処、四念処をはじめとする三十七菩提分法、止観など様々な修行法が知られるが、それらはどのようにして体系化されたのかという問題について、阿含・ニカーヤの中で『雑阿含』「道品」を中心に考察し、三十七菩提分法による修行の体系化とともに、三学(戒・定・慧)の構成は禅定の意義が、修道の要であることを、律蔵文献や仏伝などを広く参照して解明し、研究発表を行った。本研究によって、従来不明であった『雑阿含