比較研究4 古代インドにおける世界観について、アートマンの認識により一切が知られると説くヤージュニャヴァルキヤの思想について初期仏教における法の認識との類似点を考究。ヤージュニャヴァルキヤは、アートマンの認識は「見・聞・思・識」によって認識され、この次第は仏教の「聞・思・修」に対応する。さらに、「聴聞・思惟・瞑想」としてヴェーダーンタ学派の実践体系となった。本論文は日本印度学仏教学会賞受賞対象論文。