ウパニシャッド研究2【構成とその背景】 「プリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド」3-4(ヤージュナヴァルキア篇)は「シャタパタ・プラーフマナ」11.6.2--3と「プリハッド」2.4を基準に構成。馬祀(Aśvamedha)を中心とする一連の王祭の規模と果報成就の手段たる財の増大は、「プリハッド」2.4における妻マイトレーイーとの対話によっては冒頭より否定され、以降ātmanの知が宣揚される。